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ファーストクラスの食事(デザート)

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タルト




デザートは英語、フランス語ともスペルは Dessert です。デザートのコースには正式には、チーズ、甘味、果物が含まれますが、ここでは甘味料理 (英:Sweets = スイーツ、 仏:Entrements = アントルメ)をみていきます。洋食ではデザートの前まで糖分をほとんど含まない料理が出されるため、食後の甘味は不可欠であり、食事の最後に華を添えるものとして、大変重視されています。

ババロア

日本でも最近、Sweetsという言葉がよく使われるようになりました。しかし西洋の食事のコースの後に出される甘味、フランス語でアントルメ(Entrements)は、もともとは菓子類すべてではなく、ババロワなどの冷菓だけをを指すものでした。現在では、冷菓(仏:Entrements froids)、氷菓(英:Ice cream、仏:Glace)、その中間のもの(仏:Glaces legeres)、干菓子(英:Pastry、仏:Patisserie)などのすべてを指すようになっています。

アントルメは、厳密に言うと、温製(例えば、クレープシュゼットなど)、冷製、氷菓に大別されます。ここでは機内でサービスされるものを説明します。名称はいずれも日本語、英語、仏語の順番に表記しています。

■冷菓、冷たいアントルメ(仏:Entrements froids)

ブラマンジェ、Blancmange、Blancmanger Blancのとおり真っ白いお菓子の意味で、牛乳をゼラチンで冷やし固めたもの。
ババロア、Bavarian Cream、Bavarois ブラマンジェにさらに生クリームを加え冷やし固めたもの。チョコレートやフルーツを加えたりする。
シャルロット、Charlotte、Charlotte 円筒形の型にビスキュイやスポンジ生地を敷き、そこにババロアやフルーツを詰め、固めたもの。 
クレーム・ムーレ、Creme Moulee 牛乳、砂糖、卵を煮て裏ごし、型に入れ冷まし、上から生クリームなどを注ぎかけたもの。
ゼリー、Jelly、Gelee ゼラチンに砂糖、卵白などを加えて煮て、冷やし固めたもの。
カスタードプディング、Custard Pudding、Creme Brulee 日本でおなじみのプリン
フリュイ・フロワ(Fruits Froids)  フルーツに砂糖、洋酒などを加え、冷やすか、凍らせたもの。上から生クリームをかけたり、アイスクリームと一緒に盛り付けたりする。

■冷菓と氷菓の中間、グラス・レジェール(仏:Glaces legeres)

ムース、Mousse フランス語では泡の意味のとおり、泡立てたクリームを使ってふんわり仕上げたもの。
スフレ、Souffle フランス語で膨らませたという意味。温かいものと冷たいものがある。冷たいものはスフレ・グラッセ(Souffle Galces)。
パフェ、パルフェ、Parfait 卵黄にシロップを加えて煮たものを冷やし、泡立てたクリームを加え、パフェ用型に入れ、軽く凍らせたもの。 

■氷菓(英:Ice cream、仏:Glace)

アイスクリーム 15世紀半ば、イタリアで最初に作られ、パリで売り出され、その後英国で、王室の宴会で賞賛を受け、米国に広まった。日本には明治の初め、横浜で市販されたものが最初。その後、銀座の資生堂が売り出し、有名になる。
シャーベット、Sherbet、Sorbet フランスの名コック、エスコフィエ(1845-1935)は、ソルベのことを「アペリティフでもあり、ダイジェスティフでもある」と言った。(食欲をそそり、消化も助ける)もともとは肉料理の口直しで供された。
グラニテ、Granite 糖分少な目の果汁入りのシロップを柔らかく凍らせた軽いシャーベット。 
マルキーズ、Marquises 果汁に少量の砂糖とキルシュ酒を加え、シャーベットにし、サービスするとき、材料と同じフルーツの裏ごしと生クリームを混ぜたものを上からかける。 
スプーム、Spooms 果汁にシャンペンや白ワイン、少量の砂糖を加え、軽くあわ立て凍らせたもの。 

■干菓(英:Pastry、仏:Patisserie)

グロガトー、Gros Gateaux 大型に焼き上げたケーキに飾りをしたもので、デコレーションケーキや、ウェディングケーキなどが含まれる。
プティガトー、Petits Gateaux 小型のケーキのことで、シュークリーム、ババロア、サブレ、サバラン、カステラなど種類は多い。
タルト(Tarte)、フラン(Flan) 日本ではパイということもある。 
プティフール、Petits Fours ひと口で食べられる小さなお菓子(親指大のシュークリーム、エクレア、ケーキなど)。食後にコーヒーなどと共に出される。ちなみにティッドビット(Tidbit)とは、一口の気の聞いた食べ物という意味で民と、ナッツ、ゼリーの入った一口チョコレートなどをサービスすることを言う。 

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